No.2021 【JR海】11/6 用宗〜焼津駅間の石部トンネル内で漏水原因のパンタ損傷
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-11-07 01:30:03  
                           2025年11月6日
                           東海旅客鉄道株式会社

   東海道本線 石部トンネル内天井に設置した漏水防止板の垂下に伴う
           パンタグラフの損傷について

 2025年11月6日(木)、東海道本線におけるパンタグラフの損傷により、列車の運転見合わせや遅れ等が発生し、ご心配とご迷惑をお掛けしました。概要と原因、対策は以下のとおりです。

1.パンタグラフの異常の発見について
・2025年11月6日(木)午前2時30分頃、東海道本線 焼津駅〜西焼津駅間走行中の下り回送列車の運転士が自列車のパンタグラフに火花が飛ぶのを認めました。
・運転を取りやめ、パンタグラフ及び線路設備を点検した結果、東海道本線 用宗駅〜焼津駅間の石部トンネル内の天井に設置した漏水防止板の一部が垂れ下がり、パンタグラフと接触したことが判明しました。
・当該列車の直前を走行していた列車のパンタグラフの確認を行い、異常は確認されなかったことから、当該列車のパンタグラフのみが損傷したものであることを特定しました。

2.これに伴う列車への影響について
・東海道本線(熱海駅〜豊橋駅間)では、始発から運転を見合わせ、当該漏水防止板の撤去及び安全点検が終了したのち、12時26分、上下線全区間で運転を再開しました。また、東海道本線に乗り入れている車両の点検のため、御殿場線では始発から7時40分まで、身延線では始発から7時42分まで、上下線で運転を見合わせました。

3.パンタグラフの損傷の原因について
・東海道本線 用宗駅〜焼津駅間の石部トンネル内の天井に設置した漏水防止板の一部が垂れ下がり、回送列車のパンタグラフと接触した結果、パンタグラフが損傷したと思われます。

4.対策
・同種の漏水防止板を中心にトンネルの緊急点検を実施します。

5.その他
・本事象に伴うお客様のお怪我はございません。

 熱海(あたみ)駅:静岡県熱海市田原本町
 用宗(もちむね)駅:静岡県静岡市駿河区用宗城山町
 焼津(やいづ)駅:静岡県焼津市栄町
 西焼津(にしやいづ)駅:静岡県焼津市西焼津
 豊橋(とよはし)駅:愛知県豊橋市花田町
 石部(せきべ)トンネル:静岡県静岡市駿河区石部
発言URL: https://www.railforum.jp/ftrain/app/bbs.php?Xbno=114&Xvno=2021