No.2154 【JR海】「自動運転の民主化」をビジョンに掲げるティアフォー社へ出資
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-12-26 23:52:10  
                          2025年12月26日
                           東海旅客鉄道株式会社

        株式会社ティアフォーへの出資について

 東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」)は2025年12月26日、自動運転システムおよびプラットフォーム開発事業を行う株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員CEO:加藤真平、以下「ティアフォー」)に出資しましたのでお知らせします。

1.出資の目的
 人口減少や運転手不足等に起因した地域公共交通の持続可能性が社会課題となる中、自動運転システムは、鉄道駅へのアクセス性の維持・向上を通じ、鉄道利用の促進につながることが期待されています。

 ティアフォーは「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、自動運転用オープンソースソフトウェアの「Autoware※1」を活用したソリューションの提供等を通じ、乗用車、タクシーに限らず、バス等の公共交通への自動運転の活用を推進しています。

 このようなティアフォーの取組み、実績をふまえ、当社営業エリアにおける、将来的な二次交通整備に資する協力関係を構築することを目的に、同社に出資し、事業連携に関する覚書を締結しました。

 ※1 「Autoware」はThe Autoware Foundation の商標です。

2.各社コメント
・東海旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 丹羽 俊介
 自動運転システムは地域に移動手段の広がりをもたらす技術として、大きな注目と期待を集めています。当社沿線地域においても、鉄道駅へのアクセス性の維持や向上に貢献し、将来的にはリニア中央新幹線との連携によって、多くの人の移動、交流を生み出す可能性を持つと考えています。自動運転の社会実装に多くの実績があるティアフォーへの出資、事業連携により、協力関係を深め、地域の皆さまと協働しながら、今後更なる沿線の価値向上に貢献してまいりたいと思います。

・株式会社ティアフォー 代表取締役 執行役員 CEO 加藤 真平
 「自動運転の民主化」を目指す当社にとって、地域交通における持続可能性の向上は重要な使命です。本提携により、当社の自動運転の社会実装を加速し、鉄道駅へのアクセス性を高めることで、沿線地域の活性化に貢献します。将来的なリニア中央新幹線との連携も視野に、移動の「新たな価値」を共に創出してまいります。

<ティアフォーの概要>
会 社 名:株式会社ティアフォー
所 在 地:東京都品川区北品川1-12-10ジャコムビル
     URL:https://tier4.jp/
設  立:2015年12月
代 表 者:代表取締役 執行役員 CEO 加藤真平
事業内容:自動運転システムおよびプラットフォーム開発
発言URL: https://www.railforum.jp/ftrain/app/bbs.php?Xbno=114&Xvno=2154