No.4776 【京阪】10/1鋼索線名と駅名を変更、車両デザインを一新
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-05-14 23:08:32  
                              2019年05月14日
                       京阪電気鉄道株式会社
                       京阪ホールディングス株式会社


       国宝・石清水八幡宮への参道となるケーブルカー
         鋼索線の車両デザインを一新します
       〜通称は「石清水八幡宮参道ケーブル」に変更〜


 京阪ホールディングス株式会社(本社:大阪市中央区、社長:加藤好文)のグループ会社である京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:中野道夫)では、八幡市ー男山山上駅間を結ぶ鋼索線(現・男山ケーブル)について、リニューアル工事に併せて車両デザインを一新するとともに、通称・駅名を変更します。
 今般、18年ぶりに実施するリニューアル工事は安全性向上を目的としたものですが、車両デザインについても一新。石清水八幡宮への参道である男山ケーブルについて、石清水八幡宮らしさを表現する新デザインとします。
 デザインコンセプトは、「陽(赤)の遣い」と「月(黄)の遣い」。片方が昇ると片方が下るケーブルカーを「太陽」と「月」に見立て、それぞれが発するひかりを表現。石清水八幡宮の社殿、京阪特急伝統のツートンカラーの組み合わせをモチーフに、陽(赤)は「あかね」、月(黄)は「こがね」と車両の愛称も新たに設定し、6月19日(水)から外観・内装ともに変更します。
 また、10月1日(火)からは、鋼索線の通称・駅名の変更も実施。通称を「男山ケーブル」から「石清水八幡宮参道(いわしみずはちまんぐうさんどう)ケーブル」に、駅名を「ケーブル八幡宮口(はちまんぐうぐち)」駅、「ケーブル八幡宮山上(はちまんぐうさんじょう)」駅へとそれぞれ変更し、併せて駅舎ファサードの美装化も行います。
 この度の改元に伴うタイミングで車両デザイン、通称・駅名を変更することにより、祝賀の意を込めるとともに、石清水八幡宮との一体感をさらに強め、ご乗車される皆様に愛されるケーブルカーを目指します。
 詳細は以下のとおりです。


1.車両デザインの変更

(1)変更時期
 2019年6月19日(水)
  ※一部、10月1日(火)に変更する箇所あり
 
(2)デザインコンセプト
 「陽(赤)の遣い」と「月(黄)の遣い」
 片方が昇ると片方が下るケーブルカーを「太陽」と「月」に見立て、それぞれが発する陽(赤)のひかりと月(黄)のひかり、さらに石清水八幡宮の社殿の朱と金、京阪特急伝統の赤・黄のツートンカラーの組み合わせをモチーフにしています。

(3)愛称の設定
 陽(赤)は「あかね」、月(黄)は「こがね」と対になるひかりを車両の愛称に設定します。なお、愛称の書体は石清水八幡宮の田中恆清(たなか つねきよ)宮司に揮毫していただいたものを使用する予定です。

(4)外観デザイン
 「あかね」は太陽、「こがね」は月のひかりをイメージし、メタリックフィルムのラッピングでひかりの情緒感と神聖さを表現。側面模様は、男山の神秘感と歴史の積層、車両の上昇感をイメージしたオリジナルの霞文様を採用しています。

(5)内装デザイン
 外装デザインと同様、赤と黄の色相をモチーフに、扉、座席を左右で切り替えるデザインとし、出入口方向の案内機能も考慮しています。扉の柄には、石清水八幡宮のつがいの鳩と男山の青竹をイメージしたオリジナルの紋を配し、座席表地にはオリジナルの霞文様を採用。外装・内装で一貫性のある世界観を表現しています。

(6)ブランドシンボルマークの制定
 神のつかいとされる「阿吽の鳩」、御神紋「流れ左三つ巴」。
 石清水八幡宮を象徴する二つの要素をモチーフに、二両が対となるケーブルカーの特徴を表現したシンボルマークをデザインし、車両外観に盛り込みます。

2.鋼索線の通称・駅名変更
(1)変更時期
 2019年10月1日(火)
  ※同日に京阪線の八幡市駅を「石清水八幡宮」駅に名称変更します

(2)通称・駅名の変更内容
 <鋼索線>
 ┌──┬─────────────┬────────────────┐
 │  │     変更前     │      変更後       │
 ├──┼─────────────┼────────────────┤
 │通称│男山ケーブル       │石清水八幡宮参道ケーブル    │
 │  │(おとこやま)       │(いわしみずはちまんぐうさんどう)│
 │  │             │略称:参道ケーブル       │
 ├──┼─────────────┼────────────────┤
 │駅名│八幡市          │ケーブル八幡宮口        │
 │  │(やわたし)        │(はちまんぐうぐち)       │
 │  │※京阪線「八幡市」駅と接続│※京阪線「石清水八幡宮」駅と接続│
 │  ├─────────────┼────────────────┤
 │  │男山山上         │ケーブル八幡宮山上       │
 │  │(おとこやまさんじょう)  │(はちまんぐうさんじょう)    │
 └──┴─────────────┴────────────────┘

(3)駅舎の美装化
 駅名変更に伴い、お客さまを出迎える玄関口に相応しい装いにすべく、駅舎ファサードの美装化を実施します。

3.リニューアル工事
(1)工事内容
 ・巻上装置の制御装置および誘導無線の更新
 ・索条(ロープ)の交換 
 ・車両の標識灯および車内予備灯のLED化 
 ・車両デザインの変更

(2)代行タクシー輸送期間(運転休止期間)
 2019年5月27日(月)〜6月18日(火) 23日間

(3)代行タクシー輸送区間
 男山ケーブル 八幡市−男山山上駅間(片道運賃:大人200円、小児100円)

(4)代行タクシー乗り場
 八幡市駅  男山ケーブル八幡市駅前
 男山山上駅 石清水八幡宮第二駐車場

(5)工事中の代行輸送ダイヤ
 ┌─────────────────┬────┐
 │運行ダイヤ(平日・土曜・休日とも)│所要時間│
 ├────┬────────────┼────┤
 │  7時 │         40  │    │
 │  8時 │  0   20   40  │ 約10分│
 │ 9〜18時│  0  15  30  45 │    │
 └────┴────────────┴────┘
  ※天候・道路事情等により、遅れが発生する場合がございます
  ※乗車定員(6〜9名)には限りがございます

(ご参考)男山ケーブルの概要
 【全  長】 400メートル(水平長)
        411メートル(勾配長)
 【編 成 数】 1両×2編成
 【定  員】 145人(座席定員36人)
 【運転時分】 片道 約2分30秒
 【沿  革】
  1926年 6月 男山索道株式会社により営業開始
  1944年 2月 戦時中の資材供出に伴い営業を廃止
  1955年12月 当社により復活開業(グリーンのツートンカラーの車両を新造)
  1968年12月 車両の色を特急色(現在)に変更
  1978年 9月 皇太子殿下ご夫妻(当時)がご乗車
  2001年 7月 車両および巻上装置をリニューアル

                                   以 上
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