ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-05-03 01:02:59 |
4.新技術導入の推進 ○ポイント 自動運転や、 VR技術を活用した DX化を積極的に進めます。 ◆自動運転(GOA3)に向けた検証 大師線において自動運転(GOA3)実現に向けた検証を進めています。2028年度以降の検証運転実施に向けて、2025年度は、前方障害物検知システムの仮設搭載検証試験を行うとともに、自動運転対応新造車両および自動運転システムの設計検討業務を実施します。自動運転に対応した新造車両については、2026〜2027年度に4編成を導入します。 ◆施設保守業務のDX化の推進 【施設状態監視システム】 列車に搭載したモニタリング装置により線路や電車線の状態を検測・監視する「施設状態監視システム」の導入を推進します。これにより、施設の状態をより精緻に把握・管理することで、安全性の向上を図ります。2025年度は、検測・モニタリング装置の製作を行います。 【施設データ管理システム】 線路や電気施設の保守点検業務にタブレット端末を導入、検査および施設データを電子化し、検査計画や実績、補修や予備品を一元管理する「施設データ管理システム」の導入を推進します。2025年度は、システムの構築工事を実施します。 ◆磁気乗車券からQR乗車券への置き換え 駅務機器のメンテナンス性向上や環境負荷低減などを目的として、磁気乗車券からQR乗車券への置き換えを2026年度以降に計画しています。2025年度は、QR乗車券導入に向けたシステム構築工事を実施します。 ◆乗務員管理業務のDX化の推進 乗務員の体調確認、乗務前後の点呼、乗務員への教育指導などの乗務員管理業務にタブレット端末を導入し実施状況を一元管理する「点呼・教育システム」の導入を推進します。2025年度は、本運用を開始するとともに、乗務員管理業務のさらなる効率化を目指し、業務の一部自動化に向けてシステム構築工事を実施します。 ◆ VR技術を活用した乗務員訓練用シミュレーターの導入 さらなる安定・安全輸送の実現を目指し、VR技術を活用し、実際の現場に即した臨場感のある訓練が可能な乗務員訓練用シミュレーターの導入を推進します。2025年度は、システム構築工事を実施し、運用を開始します。 ◆ 輸送障害時における社内情報共有アプリの導入 お客様によりきめ細やかな運行情報を提供するために、輸送障害発生時、駅係員・乗務員等へ正確かつ迅速に情報伝達を行う社内向け情報共有アプリの導入を推進します。2025年度は、システム構築工事を実施し、運用を開始します。 5.環境負荷低減 ○ポイント 車両、地上設備の両面において、環境にやさしい取り組みを進めています。 ◆ 車上データの有効活用 走行中の車両の乗車率・車内温度・機器状態・走行パターンなどの車上データを把握し活用するシステム「Remote」を2021年度から導入しています。これにより、さらなる安定運行の確保や輸送サービスの向上、省エネ運転の推進を図ります。2025年度は、新型車両90000系(東上線で運行予定)、新型車両80000系(東武アーバンパークラインで運行)のほか、60000系車両(東武アーバンパークラインで運行)、50000系車両(東武スカイツリーライン、東上線で運行)への導入を拡大します。 ◆ 電力回生インバータ装置導入の推進 電車がブレーキを使用した際に発生する回生電力を有効活用するために「電力回生インバータ装置」の導入を推進しています。本装置は、余剰回生電力を直流電力から交流電力に変換し、駅等の電源として用いることで電力使用量の削減を図るものです。2024年度までに、4か所の変電所で稼働しています。 2025年度は、曳舟変電所、杉戸変電所の運用開始に向け工事を進めます。 ◆ 駅施設等照明器具のLED化の推進 駅施設や車庫等の照明器具をLED照明に更新しています。2025年度は、宇都宮線東武宇都宮駅、東武アーバンパークライン柏駅、東上線川越市駅等の30駅および南栗橋工場等においてLED化を進めます。 ◆ 変電所における環境負荷の低い機器への更新 変電所の変圧器に使用している油を植物油に置き換え、環境負荷の低い機器に更新しています。2024年度までに、18か所の変電所で稼働しています。2025年度は、小菅変電所、藪塚変電所、下小代変電所の運用開始に向け工事を進めます。 以 上 |
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