NEWS RELEASE:JR&私鉄    5
No.1428【JR西】弁天町駅で空気中のCO2を回収する
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-04-07 22:51:22
   JR    News                ミライ
JR西日本グループ Release         もっとつながる。未来が動き出す

                          2025年 4月 7日
                         西日本旅客鉄道株式会社
                         Carbon Xtract株式会社
                         スパイスキューブ株式会社

JR弁天町駅にて空気中のCO2を回収する m-DAC(R)技術を活用した植物工場の実証実験を開始!

 西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市、以下、JR西日本)、Carbon Xtract株式会社(所在地:福岡県福岡市、以下、Carbon Xtract)、スパイスキューブ株式会社(本社:大阪府大阪市、以下、スパイスキューブ)の3社は連携して、大阪府「令和6年度カーボンニュートラル技術開発・実証事業費補助金(*1)」の支援を受けて、空気中のCO2を回収する m-DAC(R)技術を活用した植物工場による実証実験の準備を進めてきましたが、2025年3月22日(土)からJR弁天町駅にて実証実験を開始したことをお知らせします。

(*1)2025年大阪・関西万博を契機に、カーボンニュートラルに資する最先端技術の開発・実証に挑む企業に対してその取り組みを支援するもの。

1.実証実験の内容
・Carbon Xtractが保有する m-DAC(R)技術とスパイスキューブの屋内植物工場を組み合わせて、空気中から回収した CO2を用いて植物の光合成を促進し、野菜を育てる植物工場<FarmariumTM>[ファーマリウム](*2)を開発しました。(別紙@参照)
・実証実験は開発した植物工場<FarmariumTM>[ファーマリウム]を大阪・関西万博開催期間中にJR大阪環状線「弁天町駅」に設置して、 CO2濃度・野菜の成長状況の観測を行います。(別紙A参照)
・本取り組みは、小型分散型の DAC(*3)装置によって空気中から回収した CO2を植物工場で利活用する世界初の取り組みです

(*2)FarmariumTM[ファーマリウム]とは、農場を意味する「Farm」と水族館のような楽しみ「(Aqu)arium」を組み合わせて命名された植物工場の名称。
(*3)DACとは、Direct Air Captureの略で、空気中の二酸化炭素(CO2)を直接回収する技術のこと。

2.m-DACR技術について
・圧倒的に高いCO2透過性を持つ.新的な分離ナノ膜技術(m-DAC(R))によって、膜分離により空気中の CO2を回収する、Carbon Xtractが保有する世界初の技術です。
・世界におけるDAC装置の主流は大型の工場のようなサイズですが、m-DAC(R技術は、小型で場所を選ばず空気中のCO2の回収を可能にします。

※「m-DAC(R)」は国立大学法人九州大学の登録商標です

3.本事業に関連して実施する取り組み
・実証実験期間中、m-DAC(R)技術を用いて都市部での CO2回収・有効活用を進めることをお客様に身近に感じていただけるよう、親近感を持ったキャラクター「McDac(R)(マクダック(R))」によるプロモーションを行います。(別紙B参照)

・植物工場< FarmariumTM>[ファーマリウム]で生き生きと育った新鮮な野菜は、大阪駅構内の「デリカフェキッチン大阪店及び大阪 mido店」でお楽しみいただけます。 4月中旬以降、モーニングとパスタセットのサラダとして提供致しますので、ぜひ、採れたての野菜の味わいをお店でご堪能ください。

4.本事業がめざす姿
・m-DAC(R)技術を用いた植物工場を駅や都市部各所に設置し、CO2を回収しながら新鮮な野菜を栽培し、都市部での CO2回収・有効活用を進めることをめざします
・収穫した野菜は、近隣の店舗やレストラン等を通じてお客様へ提供し、地域に根ざした新しい CO2削減モデルの社会実装をすすめてまいります。
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