ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-08-23 04:22:45 |
2025年8月21日 東海旅客鉄道株式会社 新幹線車両の床下部品の一部落下の原因と対策について 8月13日にお知らせしていた、新幹線車両(こだま708号、N700S編成)の床下に配置された機器を保護するための覆い(以下、「側(がわ)カウル」という。)が落下した件について、ご心配をおかけいたしました。その後の調査の結果判明した原因と対策を以下のとおりお知らせします。 1.調査結果 ・側カウル発見時、側カウルを車両に固定するために通常「閉じ」状態となっているべき取付金具が、「開き」状態となっていました。 ・落下した側カウルの取付金具そのものには破損等もなく、構造上の問題はありませんでした。なお、当社が保有する全編成に対して、8月15日までに側カウルの取り付け状態について緊急点検を実施し、異常がないことを確認しています。 ・また、8月11日に鳥飼車両基地を出庫する時点で側カウルの固定が不十分であったことが確認されました。落下に至るまでの時系列は次のとおりです。 8/10 鳥飼車両基地にて交番検査実施 8/11 夜 当該編成を鳥飼車両基地〜新大阪駅へ回送 (この時点で側カウルの固定が不十分であったことが後に判明) 8/12 7:54 こだま708号新大阪駅発車 10:10頃 こだま708号掛川駅発車直後の低速走行時に側カウルが落下 8/13 0:05頃 東京仕業検査車両所にて当該の側カウルが取り付いていないことを車両の検査を担当する係員が発見 0:11頃 夜間作業中の係員が線路脇に落下していた側カウルを発見 2.原因 以下2つの要因から、当該側カウルの取付金具を「開き」状態のまま検査を終えたことが原因と考えています。 ・8月10日の鳥飼車両基地での検査以前は、側カウルが取り付いており、検査以降、側カウルに関する作業は実施していないこと。 ・検査において、当該側カウルの取付金具を誤って「開き」状態とし、確認作業時にも取付金具が「開き」状態であることを見逃した可能性があること。 3.対策 取付金具が「閉じ」状態にあることを確実にチェックするため、これまでの目視検査のみでの方法から、専用工具を用いて「閉じ」状態を確実にチェックする方法へ8月13日より変更しています。 (参考)8月13日プレスリリース資料 https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044461.pdf |
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