NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.9783【JR西】輸送密度2,000人/日未満の17路線30線区の経営状況を情報開示
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2023-11-29 19:06:16
   JR    News             ミライ
JR西日本グループ Release   もっとつながる。未来が動き出す

                          2023年11月28日
                          西日本旅客鉄道株式会社

  輸送密度2,000人/日未満の線区別経営状況に関する情報開示

 ローカル線については、取り巻く環境の変化とともに、ご利用状況が大きく変化しております。地域の皆様と各線区の実態や課題を共有することを目的として、線区のご利用状況や経営状況に関する情報開示を行っています。

 輸送密度(平均通過人員)2,000人/日未満の線区(2019年度実績による17路線30線区)について、一定の前提をおいた算出のもと線区別の収支率など(2020〜2022年度の3か年平均)を別紙のとおりお知らせいたします。

※収支率:その区間にかかる費用に対する収入の割合
※収入は線区運輸収入、費用は線区で発生する費用を計上(管理費等は除外)


【参考】ローカル線に関する課題認識と情報開示について(2022年4月11日プレスリリース抜粋)
    (https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/04/page_19817.html

・ローカル線に関する課題認識
 会社発足から35年間、地域の皆様にご協力いただきながら、輸送改善や観光誘発といったご利用促進策を進めてまいりました。一方、この間に沿線人口の減少・少子高齢化、道路整備や、道路を中心としたまちづくりの進展など、ローカル線を取り巻く環境は大きく変化しております。
 そうした中で、鉄道は自動車に比べてきめ細かな移動ニーズにお応えできないこともあり、線区によっては地域のお役に立てておらず、厳しいご利用状況となっています。特に今回お示ししている線区については、大量輸送という観点で鉄道の特性が十分に発揮できていないと考えております。これらの線区はCO排出の面でも、現状のご利用実態では必ずしも鉄道の優位性を発揮できていない状況にあります。
 今後もさらなる人口減少など、環境変化が見込まれる中で、持続可能な地域社会の実現に向け、線区の特性の違いや移動ニーズをふまえ、地域のまちづくりに合わせた、今よりもご利用しやすい最適な地域交通体系を地域の皆様と共に創りあげていく必要があると考えています。

・地域の皆様との対話に向けて
 地域の皆様と課題を共有させていただき、「地域公共交通計画」の策定などの機会に積極的に参画し、地域のまちづくりや線区の特性・移動ニーズをふまえて、鉄道の上下分離等を含めた地域旅客運送サービスの確保に関する議論や検討を幅広く行いたいと考えています。


【別紙】2019年度 輸送密度(平均通過人員)2,000人/日未満の線区の経営状況(2020-2022平均) 撮影日:
撮影場所:
キャプション: 【別紙】2019年度 輸送密度(平均通過人員)2,000人/日未満の線区の経営状況(2020-2022平均)
画像サイズ: 1240×1754(26%表示)
【参考資料】収支開示ビジュアル 撮影日:
撮影場所:
キャプション: 【参考資料】収支開示ビジュアル
画像サイズ: 1050×6477(30%表示)