■リリース その11 (raireki_release011.TXT)  2026.07.14(火)  石野 哲 『駅名来歴事典』の訂正をアップしました。 今回、[訂No]11 をお知らせするに当たり、 今までの頁順訂正表のみでは、やりにくいと思い、    ■Web表示用[最新訂正用]  raireki_gyakujun.html というHTMLも用意いたしました。 [訂No]逆順にソートし、同一[訂No]の中は頁順とした訂正表です。 今回だと、[訂No]11 が一番上に来て、その中は頁順となっているので、 [訂No]11 だけの訂正であれば、とても効率的です。 これまでは、パブリックコンテンツ『駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編』補遺データの頁で、訂正表を選ぶ仕様でしたが、ここの「訂補データ 入口」ボタンをクリックすると、訂正表を選ぶ画面に飛びます。 今までの3つの訂正表に、「raireki_gyakujun.html」を加えた四択です。 この画面の下部は、過去の訂正の一覧となっており、右側にある[リリース文]をクリックすると、過去のも含め、詳しいリリース文をテキストで確認できます。 今回の訂正の発端は、S62前後の貨物駅のキロを調べていた時でした。 [S62累計]のキロで、旅客駅と貨物駅が同一場所・同名のケースの場合(元善光寺駅、大竹駅、福知山駅、上ノ山駅など)に限ってですが、貨物駅の方のキロが旅客駅と同値のはずなのに、違った数値のものがパラパラあるのに気付きました。 よく見ると、S62.04.01から現在までに、旅客会社が改キロしたケースです。 S62.03.31国鉄で「般」だった駅が、S62.04.01旅客会社の旅客駅と貨物会社の貨物駅に分離し、同一場所かつ同名の、旅客駅と貨物駅が、315組できました。    ※315組は、正規の貨物駅でない、<貨>刈谷(コセ)、<貨>岡谷(コセ)、<貨>広(コセ)、<貨>福知山(コセ)、<貨>羽後本荘(コセ)、<貨>徳島(コセ)、<貨>宮崎(コセ)、<貨>都城(コセ)、<貨>小樽築港(コセ)の9件も含んだ数 この315駅のうちの59駅について、貨物駅の方の[S62累計]が間違っていました。(そのほかの駅は、改キロしたところも含め、正しくなっています)。 そのほか、数件のキロの誤りがありました。 誠に恐れ入りますが、訂正をお願いします。 <付記> この事典の編集方針として、距離(駅間と累計)を特に重視し、 現時点のキロだけでなく、1930(S05).04.01キロ、1987(S62).04.01キロと、3列で掲載しました。 1930(S05).04.01キロについては、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』p364に「鉄道省各駅の距離(駅間と累計)」があり、若干の私鉄のみ調べればよかったのですが、1987(S62).04.01キロは結構大変でした。 結局、2022年現在の距離(駅間と累計)から遡り、やっと1987(S62).04.01の距離を作成しました。 1987(S62).04.01、国鉄が、旅客会社6社と貨物会社1社に分離され、 A 旅客専用駅(東京駅、名古屋駅、大阪駅など)、 B 貨物専用駅(東高島駅、梅小路駅、大阪貨物ターミナル駅など)、 C 同一場所に同名の、旅客駅と貨物駅がある場合の旅客駅(小田原駅、笠寺駅、新南陽駅など) D 同一場所に同名の、旅客駅と貨物駅がある場合の貨物駅(小田原駅、笠寺駅、新南陽駅など)    の4種類の駅ができました。 距離確定のやり方として、このうちのDの貨物駅は旅客駅と同キロなので、あとで別途処理すればよいと考え、ABCを対象に作業しました。 思いのほか改キロがあり、なんとか1987(S62).04.01の距離に直しました。 別途処理としていたDの貨物駅ですが、「距離(駅計)」は0.0のままでよいとして、「距離(累計)」については、旅客駅が改キロしている場合、その改キロを反映して直すべき(すぐ上の旅客駅の距離(累計)と同じとすべき)なのに、失念したところが大量にあったのです。 ABCのように駅順に並べず、末尾に一括して置いておいたのが、反映を忘れたものが多量に出た主因です。 ABCにDを入れて駅順とすると、CとDの赤字を取り違えやすいと考えたためでしたが・・・。 <参考>改キロを見落とした具体的な区間を、下記に書き留めておきます *17飯田線  2001(H13)0401 JR東海 川路〜時又間1.9→1.8kmに改キロ(川路駅移転)。豊橋〜辰野間195.8→195.7km(△0.1km) *52山陽本線 1990(H02)0626 JR西日本 三原〜本郷間10.1→9.5kmに改キロ。神戸〜下関間528.7→528.1km(△0.6km) *79山陰本線 1989(H01)0305 JR西日本 保津峡〜馬堀間5.4→3.8kmに改キロ。京都〜幡生間675.4→673.8km(△1.6km) *97片町線 1989(H01)0311 JR西日本 大住〜長尾間4.2→4.1kmに改キロ。木津〜片町間45.4→45.3km(△0.1km) *145磐越西線 1997(H09)0322 JR東日本 磐梯熱海〜中山宿〜上戸間12.6→11.9kmに改キロ(中山宿駅スイッチバック廃止)。郡山〜新津間176.3→175.6km(△0.7km) *149奥羽本線 1990(H02)0310 JR東日本 庭坂〜赤岩〜板谷間15.1→14.7kmに改キロ(赤岩駅スイッチバック廃止)。福島〜青森間487.4→487.0km(△0.4km) *149奥羽本線 1990(H02)0901 JR東日本 赤岩〜板谷〜峠〜大沢〜関根間22.7→20.2kmに改キロ(板谷、峠、大沢3駅のスイッチバック廃止)。福島〜青森間487.0→484.5km(△2.5km)<都合△2.9km> *166信越本線 1997(H09)1001 JR東日本 軽井沢〜篠ノ井間65.6km廃止→移管。しなの鉄道=軽井沢〜篠ノ井間65.1km(△0.5km) *183予讃本線 1987(S62)1002 JR四国 坂出〜宇多津〜丸亀間6.8→7.2kmに改キロ。高松〜伊予長浜〜宇和島間297.5→297.9km(+0.4km) *183予讃本線(予讃線) 2001(H13)0513 JR四国 高松〜香西間3.7→3.4kmに改キロ。高松〜伊予長浜〜宇和島間297.9→297.6km(△0.3km)<都合+0.1km> ※2022年現在の距離から遡った場合、上記の差分の逆の加減算が必要    例 予讃本線は+0.1kmなので、2022年現在の距離を1987(S62).04.01の距離にするには、+0.1kmの逆の△0.1kmで計算すべき 石野 哲 2026.07.14(火)記 以 上