ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-05-03 01:00:11 |
TOBU NEWS RELEASE
東武鉄道株式会社 2025年 4月30日 2025年度の鉄道事業設備投資計画 設備投資計画は総額498億円 〜「人にやさしく人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を目指して〜 東武鉄道株式会社 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、「人にやさしく人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を目指し、2025年度鉄道事業において総額498億円の設備投資を行います。主な内容は以下のとおりです。 1.安全・安心の持続的な提供 ◆鉄道立体化の推進 ◆車内防犯カメラ設置の推進 ◆自然災害への備えの強化 2.さらなるサービスの向上 ◆東上線新型車両90000系の製作 ◆東武アーバンパークライン 新型車両80000系の増備 ◆駅舎のリニューアル・橋上化 3.駅バリアフリー化の推進 ◆ホーム柵整備の推進 ◆エレベーター等駅設備のバリアフリー化の推進 4.新技術導入の推進 ◆自動運転(GOA3)に向けた検証 ◆施設保守・乗務員管理業務のDX化 5.環境負荷低減 ◆車上データの有効活用 ◆電力回生インバータ装置導入の推進 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-05-03 01:00:49 |
1.安全・安心の持続的な提供
○ポイント とうきょうスカイツリー・春日部・大山駅付近3か所において鉄道立体化を推進しています。 ◆鉄道立体化の推進 踏切における渋滞や事故を解消するとともに、高架下空間の活用等により都市の活性化や発展に寄与することを目的に、沿線3か所において鉄道の立体化を推進しています。 【とうきょうスカイツリー駅付近高架化】 とうきょうスカイツリー駅付近(とうきょうスカイツリー〜曳舟駅間)では、墨田区が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度は、下り線を高架化し、1か所の踏切を廃止しました。2025年度は、駅舎新設および留置線の高架橋工事を推進します。 【春日部駅付近高架化】 春日部駅付近(一ノ割〜北春日部駅間、八木崎〜藤の牛島駅間)では、埼玉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度は、高架橋築造スペースを駅西側に作り出すため、東武スカイツリーライン上り線を東側に移設しました。2025年度は、東武スカイツリーライン下り線を東側に移設します。この事業が完了すると10か所の踏切が廃止されます。 【大山駅付近高架化】 大山駅付近(下板橋〜中板橋駅間)では、東京都が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度に工事着手し、2025年度は、設計業務・支障物移転工事などを推進します。この事業が完了すると8か所の踏切が廃止されます。 ◆車内防犯カメラ設置の推進 車内のセキュリティ向上とテロ防止を目的として、車内防犯カメラの設置を推進します。2025年度までに、東武スカイツリーライン、伊勢崎線(東武動物公園〜久喜駅間)、日光線(東武動物公園〜南栗橋駅間)、東上線(池袋〜森林公園駅間)の通勤車両の全車両に設置いたします。 2025年度車内防犯カメラ設置車両:68編成 (東武スカイツリーライン) ・10000系車両33編成 (東武アーバンパークライン) ・10000系車両1編成、80000系車両4編成、60000系車両5編成 (東上線) ・8000系車両2編成、10000系車両14編成、30000系車両7編成、90000系車両2編成 ◆踏切の安全性向上 踏切の安全性向上を図るため、踏切せん光灯については、全方向に光るタイプへの更新を推進するほか、踏切支障報知装置については、上部・下部2層の検知が可能なタイプへの更新を進めます。また、カメラ映像をAI処理し支障物を解析する踏切道内滞留検知装置の新設を進めます。 2025年度 全方向型踏切せん光灯への更新:15踏切 2025年度上部・下部2層の検知が可能な踏切支障報知装置への更新:2踏切 2025年度AIを活用した踏切道内滞留検知装置の新設:4踏切 東武スカイツリーライン 武里〜一ノ割駅間・一ノ割〜春日部駅間 東上線 東武練馬〜下赤塚駅間・ふじみ野〜上福岡駅間 ○ポイント AIの活用により、踏切内での人、自転車等の滞留に起因する事故の削減が期待されます。 ◆自然災害への備えの強化 地震や気候変動のリスクに強い鉄道を目指し、高架橋柱等耐震補強や法面補強などの防災対策工事を推進します。 2025年度 高架橋柱等耐震補強※3 東武スカイツリーライン 浅草駅構内・谷塚〜大袋駅間 東武アーバンパークライン 鎌ケ谷〜馬込沢駅間 2025年度 法面補強 東武スカイツリーライン 北千住駅構内・小菅〜五反野駅間 ※3 高架橋柱等耐震補強の対象約9,440本に対し8,631本が完了(2024年度末進捗率 91%)。 ◆線路保守用車両の更新 2025年度 更新車両 バラストスイーパー 1台 除草薬散布車 1台 軌道モーターカー 2台 ダンプトロ 1台 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-05-03 01:02:26 |
2.さらなるサービスの向上
○ポイント 東上線、東武アーバンパークラインに新型車両を導入していきます。 ◆東上線新型車両90000系の製作 東上線に新型車両90000系を2026年以降順次導入します。この車両は「地域と人と未来をつなぐわたし舟」をコンセプトに、エクステリアは、高瀬舟の船底から着想した前面下部から反り上がるように丸みを持たせた大胆な先頭形状を採用し、インテリアは、座席端部の仕切り板等をガラス化するほか、乗降用ドアの窓を従来車と比較し床方向へ拡大することで、より開放的な客室空間としています。また、最新省エネ機器を搭載し、消費電力を9000系車両と比較し40%以上削減するなど、高い省エネ性能により環境負荷低減を実現します。2025年度は、2編成20両の車両製作を進めます。 ◆東武アーバンパークライン新型車両80000系の増備および60000系のリニューアル 東武アーバンパークラインに新型車両80000系を順次導入しています。この車両は「人と地球によりそう電車」をコンセプトに、小さなお子様やそのご家族が車内で快適にお過ごしいただけるよう「たのしーと」や、運転席背面部へ大型窓を設置しています。2024年度は、5編成の運用を開始しました。2025年度は、4編成を増備します。 また、2025年度は、東武アーバンパークラインで運行している60000系5編成をリニューアルします。 ◆駅舎のリニューアル 駅をより便利で快適にご利用いただけるよう駅舎のリニューアル工事を推進します。 2025年度駅舎リニューアル:4駅 東武スカイツリーライン 谷塚駅・草加駅・新越谷駅 伊勢崎線 久喜駅 ◆駅舎の橋上化 東武アーバンパークライン初石駅については、流山市のご支援のもと駅舎の橋上化を推進しており、2025年度に供用開始する予定です。駅舎の橋上化に合わせ、バリアフリー化された東西自由通路が整備され、駅へのアクセス向上が図られます。 ◆対話型生成AIエージェント「AIさくらさん」によるお客様案内の実証実験 多様化するニーズに合わせた情報提供と駅係員による案内業務のサポートを目的として、デジタル技術による新たなインフォメーションサービスの有用性を検証いたします。2025年4月に、対話型生成AIエージェントによるご案内サービス「AIさくらさん」を使用した実証実験を、ターミナル駅である北千住駅、柏駅、池袋駅、川越駅の4駅で開始しました。2025年度は、さらにとうきょうスカイツリー駅、東武日光駅で実施します。 ○ポイント AIを活用し、さらなるお客様サービス向上を目指します。 3.駅バリアフリー化の推進 ○ポイント ホーム柵(可動式・固定式)整備をさらに加速化し、10駅に整備します。 ★「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用 ホーム柵を含む駅設備のバリアフリー化を促進するため、国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、2023年3月より鉄道駅バリアフリー料金の収受を開始しました。収受した料金は全て駅バリアフリー設備の整備費等に充当しております。 ◆ホーム柵(可動式・固定式)整備の推進 ホーム柵(可動式・固定式)については、2035年度までの「鉄道駅バリアフリー料金制度」の届出整備期間においては「優先整備駅」を定め、東武スカイツリーライン(浅草・押上〜北春日部駅間)、東上線(池袋〜川越市駅間)、東武アーバンパークラインの全駅、伊勢崎線の乗換駅(久喜駅)に整備し、整備済みの駅を含め計85駅を整備します。 【ホーム柵(可動式)】 2025年度ホーム柵(可動式)整備駅:4駅 東武スカイツリーライン 西新井駅(4・5番線) 東上線 東武練馬駅・下赤塚駅・成増駅 2025年度ホーム柵(可動式)工事実施駅:5駅 東武スカイツリーライン 西新井駅(3・6番線) 東武アーバンパークライン 高柳駅・新鎌ケ谷駅 東上線 ふじみ野駅・上福岡駅 【ホーム柵(固定式)およびホーム監視装置】※4 2025年度ホーム柵(固定式)整備駅:6駅 東武アーバンパークライン 北大宮駅・南桜井駅・川間駅・清水公園駅・豊四季駅・新船橋駅 2025年度ホーム柵(固定式)工事実施駅:2駅 東武アーバンパークライン大宮公園駅・愛宕駅 ※4 ホーム柵(固定式)整備駅には、順次、ホーム監視装置を設置します。ホーム監視装置は、お客様がホーム端部に近づくと注意喚起放送を流すとともに、列車や駅に通報する装置で「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し整備します。 ※5 2020年度に北千住駅5・6・7番線のホーム柵(可動式)は整備済み。 ◆エレベーター等駅設備のバリアフリー化の推進 2025年度までにご利用者数が3,000人/日以上の駅および自治体が策定するバリアフリー基本構想の生活関連施設に位置付けられた2 ,000人/日以上の駅、計130駅(以下、バリアフリー対象駅)についてバリアフリー化を推進します。また、ホームと車両の段差・隙間縮小、トイレのリニューアル・洋式化等の推進や、既に各駅に整備されているバリアフリー設備の維持管理・更新を行います。 【エレベーターの新設】 2025年度 整備駅:1駅 東上線 朝霞台駅(南口・コンコース間) 【スロープの整備】 2025年度 工事実施駅:2駅 伊勢崎線 茂林寺前駅 亀戸線 亀戸水神駅 2025年度 設計実施駅:1駅 亀戸線 小村井駅 【エレベーターの更新】 2025年度 更新駅:1駅(2基) 東武アーバンパークライン 新鎌ケ谷駅2基 【エスカレーターの更新】 2025年度 更新駅:4駅(8基) 東武スカイツリーライン 新越谷駅2基・武里駅2基 伊勢崎線 足利市駅2基 東上線 北坂戸駅2基 【発車案内表示器の新設】 2025年度 整備駅:2駅 佐野線 佐野駅 宇都宮線 おもちゃのまち駅 【列車接近表示器の新設】 2025年度 整備駅:5駅 亀戸線 小村井駅・東あずま駅・亀戸水神駅 大師線 西新井駅・大師前駅 【駅トイレリニューアル(洋式化を含む)】 2025年度 整備駅:8駅 東武スカイツリーライン 蒲生駅 伊勢崎線 羽生駅・足利市駅 佐野線 佐野駅 日光線 新大平下駅・新鹿沼駅 宇都宮線 国谷駅 東武アーバンパークライン 南桜井駅 【内方線付き点状ブロックの整備(JIS対応化含む)】 バリアフリー対象駅においてホーム端部に内方線付き点状ブロックを設置していきます。また、設置済の駅については、 JIS規格の内方線付き点状ブロックへの改修を推進していきます。 2025年度 整備・改修駅:9駅 東武スカイツリーライン 堀切駅・姫宮駅 伊勢崎線 鷲宮駅・南羽生駅 佐野線 佐野駅 日光線 東武日光駅 越生線 一本松駅・西大家駅・武州長瀬駅 【誘導用ブロックの JIS対応化】 バリアフリー対象駅全駅に誘導用ブロックを設置しており、 JIS規格の誘導用ブロックへの改修を推進していきます。 2025年度 改修駅:12駅 東武スカイツリーライン 草加駅・蒲生駅・せんげん台駅 伊勢崎線 和戸駅・鷲宮駅 亀戸線 小村井駅 東武アーバンパークライン 北大宮駅・藤の牛島駅・南桜井駅・初石駅 東上線 大山駅・朝霞台駅 【ホームと車両乗降口の段差・隙間縮小】 ホームの先端部を改修しホームと車両乗降口の段差・隙間の縮小を推進していきます。 2025年度 段差・隙間縮小駅:8駅 東武スカイツリーライン 押上駅・西新井駅(4・5番線) 東武アーバンパークライン 柏駅・船橋駅 東上線 和光市駅(2・3番線)・東武練馬駅・下赤塚駅 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-05-03 01:02:59 |
4.新技術導入の推進
○ポイント 自動運転や、 VR技術を活用した DX化を積極的に進めます。 ◆自動運転(GOA3)に向けた検証 大師線において自動運転(GOA3)実現に向けた検証を進めています。2028年度以降の検証運転実施に向けて、2025年度は、前方障害物検知システムの仮設搭載検証試験を行うとともに、自動運転対応新造車両および自動運転システムの設計検討業務を実施します。自動運転に対応した新造車両については、2026〜2027年度に4編成を導入します。 ◆施設保守業務のDX化の推進 【施設状態監視システム】 列車に搭載したモニタリング装置により線路や電車線の状態を検測・監視する「施設状態監視システム」の導入を推進します。これにより、施設の状態をより精緻に把握・管理することで、安全性の向上を図ります。2025年度は、検測・モニタリング装置の製作を行います。 【施設データ管理システム】 線路や電気施設の保守点検業務にタブレット端末を導入、検査および施設データを電子化し、検査計画や実績、補修や予備品を一元管理する「施設データ管理システム」の導入を推進します。2025年度は、システムの構築工事を実施します。 ◆磁気乗車券からQR乗車券への置き換え 駅務機器のメンテナンス性向上や環境負荷低減などを目的として、磁気乗車券からQR乗車券への置き換えを2026年度以降に計画しています。2025年度は、QR乗車券導入に向けたシステム構築工事を実施します。 ◆乗務員管理業務のDX化の推進 乗務員の体調確認、乗務前後の点呼、乗務員への教育指導などの乗務員管理業務にタブレット端末を導入し実施状況を一元管理する「点呼・教育システム」の導入を推進します。2025年度は、本運用を開始するとともに、乗務員管理業務のさらなる効率化を目指し、業務の一部自動化に向けてシステム構築工事を実施します。 ◆ VR技術を活用した乗務員訓練用シミュレーターの導入 さらなる安定・安全輸送の実現を目指し、VR技術を活用し、実際の現場に即した臨場感のある訓練が可能な乗務員訓練用シミュレーターの導入を推進します。2025年度は、システム構築工事を実施し、運用を開始します。 ◆ 輸送障害時における社内情報共有アプリの導入 お客様によりきめ細やかな運行情報を提供するために、輸送障害発生時、駅係員・乗務員等へ正確かつ迅速に情報伝達を行う社内向け情報共有アプリの導入を推進します。2025年度は、システム構築工事を実施し、運用を開始します。 5.環境負荷低減 ○ポイント 車両、地上設備の両面において、環境にやさしい取り組みを進めています。 ◆ 車上データの有効活用 走行中の車両の乗車率・車内温度・機器状態・走行パターンなどの車上データを把握し活用するシステム「Remote」を2021年度から導入しています。これにより、さらなる安定運行の確保や輸送サービスの向上、省エネ運転の推進を図ります。2025年度は、新型車両90000系(東上線で運行予定)、新型車両80000系(東武アーバンパークラインで運行)のほか、60000系車両(東武アーバンパークラインで運行)、50000系車両(東武スカイツリーライン、東上線で運行)への導入を拡大します。 ◆ 電力回生インバータ装置導入の推進 電車がブレーキを使用した際に発生する回生電力を有効活用するために「電力回生インバータ装置」の導入を推進しています。本装置は、余剰回生電力を直流電力から交流電力に変換し、駅等の電源として用いることで電力使用量の削減を図るものです。2024年度までに、4か所の変電所で稼働しています。 2025年度は、曳舟変電所、杉戸変電所の運用開始に向け工事を進めます。 ◆ 駅施設等照明器具のLED化の推進 駅施設や車庫等の照明器具をLED照明に更新しています。2025年度は、宇都宮線東武宇都宮駅、東武アーバンパークライン柏駅、東上線川越市駅等の30駅および南栗橋工場等においてLED化を進めます。 ◆ 変電所における環境負荷の低い機器への更新 変電所の変圧器に使用している油を植物油に置き換え、環境負荷の低い機器に更新しています。2024年度までに、18か所の変電所で稼働しています。2025年度は、小菅変電所、藪塚変電所、下小代変電所の運用開始に向け工事を進めます。 以 上 |
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