ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-06-28 03:19:22 |
2025年6月26日
東海旅客鉄道株式会社 スーパーコンピュータ「富岳」を活用した 超電導リニア車両の空力性能向上に関する技術開発について JR東海では、空力解析を活用した超電導リニア車両の形状最適化等に取り組んできました。このたび、空力性能の更なる向上を目指し、スーパーコンピュータ「富岳」(以下「富岳」)を活用した技術開発に取り組みますので、お知らせします。 1.これまでの技術開発 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)とともに、2004年より超電導リニア車両に関する空力性能の向上に取り組んできました。 先頭部についてはAI等を活用した形状最適化を行い、現在、山梨リニア実験線で走行しているL0系改良型試験 L0系改良型試験車空力解析車の形状にも、その成果が反映されています。(提供:JAXA大山教授・高木准教授) 2.今回の技術開発(別紙) より詳細な空力解析に取り組むため、国立大学法人東北大学(以下「東北大学」)とともに「富岳」を活用した技術開発を実施します。 ・「富岳」上で、東北大学・JAXAが開発した解析ソフト「FFVHC-ACE※1」を用いて、超電導リニア車両の空力解析を行います。 ※1 FFVHC-ACE:「富岳」向けに開発された空力解析ソフト ・これにより、これまで困難だった台車等の複雑な形状も含めた編成全体の解析が可能になり、空力特性をより精緻に把握することができ、更なる走行抵抗の低減等につながります。 3.その他 この技術開発の知見も活かしながら、引き続きJAXAと形状最適化等の技術開発に取り組みます。また、2025年4月よりJAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)の枠組みに参加し、今後JR東海とJAXAは山梨リニア実験線にてリブレットフィルムによる走行抵抗低減効果を実証していきます。 |
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