NEWS RELEASE:JR&私鉄    5
No.1968 【JR西】2027年春以降、新型事業用車8両とバラスト散布車12両を導入
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-10-22 22:34:05
   JR    News                ミライ
 JR西日本グループ Release        もっとつながる。未来が動き出す

                          2025年10月22日
                          西日本旅客鉄道株式会社

   新型事業用車およびバラスト散布車の導入について

 JR西日本グループでは長期ビジョンに「安全、安心で、人と地球にやさしい交通」や「持続可能な社会」を掲げ、環境をはじめとするサステナビリティの取り組みや、持続可能なシステム構築を実現する取り組みを進めています。
 このたび、回送列車等の牽引や車両の入換作業に使用している機関車およびバラスト輸送や散布作業に使用している貨車は国鉄時代に製造され更新時期を迎えていることから、さらなる安全性の向上ならびに生産性の向上、環境負荷低減等による持続可能な鉄道運行実現のため新型事業用車およびバラスト散布車を導入します。なお、ハイブリッド方式の事業用車の導入は当社初となります。

1.車両概要
 [新型事業用車]
 ・電気式気動車(ハイブリッド方式)
 ・投入両数 8両(1両×8編成)
 ・新型バラスト散布車の牽引のほか回送列車等の牽引および車両入換作業等に使用します。
 ※一部車両については嵯峨野観光鉄道(株)の予備機として使用します。

[バラスト散布車]
 ・投入両数 12両(4両×3編成)

2.車両の特徴
(1) 安全性の向上
・車両を構成する機械部品の削減により運行時、メンテナンス時の安全性が向上します。
・車両先頭部に衝撃吸収構造を採用するほか、運転士が意識を失うなど運転操作を継続
できなくなった際に自動的に列車を停止させるEB-N装置を採用し安全性を向上させます。

(2) 生産性の向上
・電気式気動車(ハイブリッド方式)の採用により、電車・気動車のシステムが共通化されることで車両メンテナンスの効率化が期待できます。
・従来の機関車・貨車扱いを解消することで運用効率の改善が期待できます。

(3) 環境負荷の低減
・ディーゼルエンジンと発電機で発電した電力とバッテリーアシストにより、モーターを駆動して走行します。電気式気動車(ハイブリッド方式)の採用により、機関車と比較し燃費向上が期待できます。(詳細については今後検証予定)

3.導入時期
 2027年春以降順次
撮影日:
撮影場所:
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