NEWS RELEASE:JR&私鉄    5
No.1935 【東武】JR東海N700系3編成からの再生アルミを葛生駅のトイレ改修に使用
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-10-11 12:08:04
                           2025年10月6日


 鉄道駅の旅客トイレ初!
         東武鉄道の旅客トイレで
    「東海道新幹線再生アルミ」を使用いたします!



                       東 武 鉄 道 株 式 会 社
                       東 海 旅 客 鉄 道 株式会社
                       ジェイアール東海商事株式会社

 東武鉄道株式会社(以下「東武鉄道」)では、東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」)、ジェイアール東海商事株式会社(以下「ジェイアール東海商事」)の「東海道新幹線再生アルミ」を旅客トイレの建材に使用し、2025年10月9日(木)から東武佐野線葛生駅にて供用開始します。この取り組みは鉄道駅の旅客トイレでは初めての事例になります。

 「東海道新幹線再生アルミ」は東海道新幹線の N700系車両に使用していたアルミをマテリアルリサイクルしたもので、製造する際のCO2排出量を、通常のアルミを新製する場合に比べて97%※1削減できるという特徴があります。今回、供用開始する旅客トイレでは、全ての構造軸組材(柱梁材)※2に「東海道新幹線再生アルミ」を使用します。通常ボーキサイトから製作するアルミ建材を「東海道新幹線再生アルミ」に置き換えることで環境負荷低減につなげることが可能となります。

 東武鉄道とJR東海グループは今後も引き続き、「東海道新幹線再生アルミ」の活用等を通して、「環境優位性のさらなる向上などによる環境負荷の低減」に取り組み、社会課題解決と企業価値の向上を目指してまいります。詳細は別紙のとおりです。

※1 新幹線アルミチップの分別にかかる排出量等は除く
※2 柱梁材で使用するアルミ部材は成分の98%が「東海道新幹線再生アルミ」由来となる


<別紙>

      「東海道新幹線再生アルミ」を使用した旅客トイレの概要

◆【葛生駅旅客トイレ改修概要】
1 所 在 地 栃木県佐野市葛生東1-1-5
2 築 年 数 1989年(築36年)
3 改修面積  旅客トイレ 6.9uほか
4 構造・規模 アルミニウム造 平屋
5 製作・加工 SUS株式会社
6 供用開始  2025年10月 9日(木)

◆【東海道新幹線再生アルミ概要】
1 供給開始  2020年〜
2 環境負荷  新地金を製造する場合 :約 10.8t-CO2/t
        再生地金を製造する場合:約0.303t-CO2/t
                         約97%のCO2削減
3 素材品質  新製アルミと同等品質。JISA6005C規格
4 今回使用車両 東海道新幹線N700系車両
         旧X35、旧X36、旧X37編成(葛生駅※3
5 特許権・商標権 ジェイアール東海商事株式会社

※3 今年度は宇都宮線国谷駅も同一素材にて旅客トイレを改修予定
※4 東海道新幹線再生アルミのロゴは、ジェイアール東海商事 (株)の登録商標です。
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