NEWS RELEASE:JR&私鉄    5
No.2817 (Re:2815) 【JR海】2029年7月に自動運転新幹線車両「S0系」を投入
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2026-10-17 01:13:19
                          2026年10月16日
                          東海旅客鉄道株式会社

  東海道・山陽新幹線次期新幹線車両「S0系」の投入について

 当社では、N700S以来のフルモデルチェンジとなる次期新幹線車両の製作を決定しました。この車両は、これまで積み上げてきた技術開発の成果を取り入れ、自動運転システム(GOA2※1)を搭載する他、安全性、利便性・快適性、環境性能がさらに向上します。また、N700Sと同様に様々な両数の編成構成を容易に実現できる「標準車両」としています。このたび、次期新幹線車両の名称、主な特長および投入計画が決定しましたので、お知らせします。なお、営業運転の開始時期は、2029年7月を予定しています。

 ※1 GOA2:運転士が運転室に乗務する自動運転

1.次期新幹線車両の名称
 ・現行のN700系シリーズを超える革新的な車両として、東海道・山陽新幹線の新たな進化の基点を表す「0」にShinkansen、Supremeの「S」を冠し、「S0系」とします。

2.「S0系」の主な特長
(1)自動運転システム(GOA2)の搭載による安定した輸送サービスの提供【別紙1】
 ・ミリ波列車無線※2から受信したダイヤ情報等をもとに、省エネ運転となるような計画速度を設定します。
 ・ボタン押下により出発した後、設定した計画速度に従って自動で走行し、定時到着・定位置停止を実現します。
 ・走行中に、急きょ徐行等が発生した場合も、ミリ波列車無線から受信した最新の情報をもとに計画速度を自動で更新し、回復運転を行うことで、列車の遅れを最小化します。

 ※2 ミリ波列車無線:ミリ波帯(40GHz帯)を用いることで、高速・大容量通信が可能な通信方式

(2)地震発生時の列車停止早期化による安全性の向上【別紙2】
 ・ミリ波列車無線による早期地震検知システムを導入することにより、地震検知からブレーキ開始までの時間を10分の1程度に短縮します。
 ・加えて、ブレーキ制御の改良により、地震時のブレーキ距離をN700Sと比較して、約5%短縮します。

(3)車内設備の充実による利便性・快適性の向上【別紙3−1〜3−4】
 �@グリーン車のサービス向上
 ・昨今の多様なニーズを踏まえ、グリーン車をより便利・快適にご利用いただけるよう、2タイプの座席(多機能アームレスト座席、パーティション座席)を提供します。
 ・移動中も落ち着いて身だしなみを整えることができるよう、9号車デッキ部にパウダーコーナーを新設します。
 ・無料Wi-Fiサービスの拡充により、従来よりも通信の安定性を改善します。
 ・フルアクティブダンパの制振制御を改良し、乗り心地を向上します。
 ・座席のリクライニング可能角度を調整するとともに、跳ね上げ式フットレストを採用し、足元スペースを拡大します。
 �A共通(普通車・グリーン車)のサービス向上
 ・近年の観光需要の高まりに伴い、スーツケース等の大きな荷物を持って新幹線をご利用されるお客様が増加していることから、より安心・快適にご利用いただけるよう、デッキ部の荷物置場を6箇所から9箇所に増設します。また、大きな荷物の場合でも荷棚を使いやすくするため、客室内の荷棚スペースを拡大します。
 ・デッキのレイアウトを刷新し、女性専用トイレはスペースを拡大し、室内にベビーベッドを新設します。また、男性専用トイレの引き戸化および洗面所の間口を拡大し、ご利用いただきやすくします。

(4)環境性能の向上【別紙4−1〜4−2】
 ・N700Sの先頭形状をさらに進化させた、新たな先頭形状「ツインリーメクス形」を採用します。先頭形状等の改良による空気抵抗低減の他、自動運転や効率的な機器の搭載により、編成全体の消費電力量をN700Sと比較して、約6%削減します。
 ・新幹線車両に使用されていたアルミ部材をリサイクルした「再生アルミ部材」の使用範囲を拡大し、車両の構体における使用割合を約20%に高めます。また、車体素材のほぼ全てをリサイクル可能なアルミ部材に統一することで、水平リサイクルを推進し、環境負荷を低減します。

3.投入計画※3
 ┌───┬────┬────┬────┬────┬────┐
 │年 度│2029│2030│2031│2032│  計  │
 │   │    │    │    │(上期)│    │
 ├───┼────┼────┼────┼────┼────┤
 │編成数│  8 │  7 │  7 │  3 │ 25 │
 └───┴────┴────┴────┴────┴────┘
 ※3 2028年8月に確認試験車を1編成投入予定
    2032年度下期以降の投入計画は現時点では未定

4.その他
 ・グリーン車のサービス向上(2. (3)�@)については、2027年12月以降に投入するN700Sの新製車両から先行して実施します。
 ・S0系の新機能の一部を追加するため、既存のN700A及びN700Sに改造工事を実施します。詳細は別紙5をご確認ください。
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