NEWS RELEASE:全般      3
No.7019 【加悦鐵道保存会】宮津海陸運輸が「加悦SL広場」の3両を無償譲渡
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2021-04-21 23:58:09
                        特定非営利活動法人加悦鐵道保存会
                       http://kayatetsu.web.fc2.com/

 京都府与謝野町で「加悦SL広場」を運営してこられた宮津海陸運輸株式会社では、大正時代の木造客車や、国鉄で活躍した蒸気機関車などの3両につきまして、このたび無償譲渡先を公募されることになりました。
 つきましては、当該リリース文をお知らせ致しますので、1両でも多くの車両を未来に残すため、無償譲渡先の公募につきお力を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。



2021(令和3)年4月吉日

   旧加悦SL広場の展示車両3両の無償譲渡先を公募いたします

                           宮津海陸運輸株式会社

 2020(令和2)年3月31日限りで閉園を致しました加悦SL広場では、明治から昭和にかけての27両の鉄道車両を展示しておりましたが、このうち 、大正時代の木造客車や、国鉄で活躍した蒸気機関車などの3両につきまして、無償譲渡先を公募させて頂くことになりましたので、お知らせを致します。

1.無償譲渡先を公募する車両の概要につきまして

@客車 ハ10

 1926年に大阪梅鉢鉄工所で製造された木造ボギー客車です。加悦鐵道開業に際して導入され、二重屋根構造とトラス構造の台枠を持つ、国内で唯一現存する木造ボギー客車として、与謝野町文化財に指定され、産業遺産学会の推薦産業遺産となっています。譲受に際しては、木造車のため屋根の設置が必須となります。

 主要諸元:全長 12,993mm、全幅 2,401mm、全高 3,658mm、自重13トン

A蒸気機関車 C58 390
 1946年に 汽車製造株式会社で製造された蒸気機関車です。1938年から1947年に427両が製造され、客貨両用の万能機として各地でその雄姿が見られました。390号機は1975年まで北海道で活躍しました。譲受に際しては、アスベストの処置が必要となる場合があります。

 主要諸元:全長 18,275mm、全幅 2,936mm、全高 3,945mm、自重58.7トン

Bディーゼル機関車 DB202
 1963年に日立製作所で製造された2軸ディーゼル機関車です。日本冶金工業川崎製造所の構内側線で1984年まで使用されました。1991年に旧加悦SLの広場における入換用として導入され、1996年の加悦SL広場移設後も展示車両の入換用として活躍を続け、現在に至るまで動態車両です。

 主要諸元:全長 5,730mm、全幅 2,385mm、全高 3,006mm、自重15トン

2.無償譲渡先公募につきまして
 3両それぞれについて、多くの方々が鑑賞できるような形で、末永く大切に展示して下さるところに、無償譲渡をさせて頂くことと致します。保存と継承が目的の公募ですので、パーツの売買や屑鉄としての売買など営利目的での譲受はお断りします。無償譲渡先の選定は、先着順ではなく、募集期間内に提出頂いた内容に基づいて審査を行い、譲受者の決定を致します。なお、搬送費用や設置に掛かる諸費用(ハ10 の場合は屋根設置費用、C58の場合はアスベスト関連費用)につきましては、すべて譲受者においてご負担をお願い致します。


・募集期間:2021年5月1日より2021年6月30日17:00まで
・応募方法:メールアドレス makiya.shibata@mku.co.jp に必要事項を漏れなく記載の上でご応募下さい。
・必要事項:@譲受希望者の住所、氏名、年齢、所属、電話連絡先、メールアドレス
      A譲受希望の理由と目的、および展示計画について
      B設置予定場所、移設作業の実施計画、および維持管理計画について
・応募制限:日本国内に在住の個人および団体のどなたでも応募頂けますが、引き渡し後の展示状況の調査にご協力を頂けることが必須となります。なお、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団に関係を有する者、および同法第2条第6号に規定する暴力団員である者は応募できません。
・お問い合わせ先:宮津海陸運輸株式会社
         TEL 0772 46 1155 / FAX 0772 46 1166



撮影日:
撮影場所:
キャプション: 写真:加悦鐵道保存会提供
画像サイズ: 800×2000(40%表示)