NEWS RELEASE:JR&私鉄    5
No.1480 (Re:1479) 【東武】2025年度設備投資計画 1.安全・安心の持続的な提供
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-05-03 01:00:49
1.安全・安心の持続的な提供
○ポイント
 とうきょうスカイツリー・春日部・大山駅付近3か所において鉄道立体化を推進しています。

◆鉄道立体化の推進
 踏切における渋滞や事故を解消するとともに、高架下空間の活用等により都市の活性化や発展に寄与することを目的に、沿線3か所において鉄道の立体化を推進しています。

【とうきょうスカイツリー駅付近高架化】
 とうきょうスカイツリー駅付近(とうきょうスカイツリー〜曳舟駅間)では、墨田区が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度は、下り線を高架化し、1か所の踏切を廃止しました。2025年度は、駅舎新設および留置線の高架橋工事を推進します。

【春日部駅付近高架化】
 春日部駅付近(一ノ割〜北春日部駅間、八木崎〜藤の牛島駅間)では、埼玉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度は、高架橋築造スペースを駅西側に作り出すため、東武スカイツリーライン上り線を東側に移設しました。2025年度は、東武スカイツリーライン下り線を東側に移設します。この事業が完了すると10か所の踏切が廃止されます。

【大山駅付近高架化】
 大山駅付近(下板橋〜中板橋駅間)では、東京都が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度に工事着手し、2025年度は、設計業務・支障物移転工事などを推進します。この事業が完了すると8か所の踏切が廃止されます。

◆車内防犯カメラ設置の推進
 車内のセキュリティ向上とテロ防止を目的として、車内防犯カメラの設置を推進します。2025年度までに、東武スカイツリーライン、伊勢崎線(東武動物公園〜久喜駅間)、日光線(東武動物公園〜南栗橋駅間)、東上線(池袋〜森林公園駅間)の通勤車両の全車両に設置いたします。
2025年度車内防犯カメラ設置車両:68編成
 (東武スカイツリーライン)
  ・10000系車両33編成
 (東武アーバンパークライン)
  ・10000系車両1編成、80000系車両4編成、60000系車両5編成
 (東上線)
  ・8000系車両2編成、10000系車両14編成、30000系車両7編成、90000系車両2編成

◆踏切の安全性向上
 踏切の安全性向上を図るため、踏切せん光灯については、全方向に光るタイプへの更新を推進するほか、踏切支障報知装置については、上部・下部2層の検知が可能なタイプへの更新を進めます。また、カメラ映像をAI処理し支障物を解析する踏切道内滞留検知装置の新設を進めます。
 2025年度 全方向型踏切せん光灯への更新:15踏切
 2025年度上部・下部2層の検知が可能な踏切支障報知装置への更新:2踏切
 2025年度AIを活用した踏切道内滞留検知装置の新設:4踏切
  東武スカイツリーライン 武里〜一ノ割駅間・一ノ割〜春日部駅間
  東上線 東武練馬〜下赤塚駅間・ふじみ野〜上福岡駅間

○ポイント
 AIの活用により、踏切内での人、自転車等の滞留に起因する事故の削減が期待されます。

◆自然災害への備えの強化
 地震や気候変動のリスクに強い鉄道を目指し、高架橋柱等耐震補強や法面補強などの防災対策工事を推進します。
 2025年度 高架橋柱等耐震補強※3
  東武スカイツリーライン 浅草駅構内・谷塚〜大袋駅間
  東武アーバンパークライン 鎌ケ谷〜馬込沢駅間
 2025年度 法面補強
  東武スカイツリーライン 北千住駅構内・小菅〜五反野駅間

※3 高架橋柱等耐震補強の対象約9,440本に対し8,631本が完了(2024年度末進捗率 91%)。

◆線路保守用車両の更新
 2025年度 更新車両
  バラストスイーパー 1台  除草薬散布車 1台
  軌道モーターカー  2台  ダンプトロ  1台
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