| ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2026-02-21 01:43:57 |
|
2026年2月19日
東海旅客鉄道株式会社 東海道新幹線 新形状のレール開発について 列車の進路を切り替える設備であるポイントには、「トングレール」と呼ばれる特殊な形状のレールが使用されています。当社は、長寿命化を目的とした新しい形状のトングレールを開発し、車両基地等での試験を経て2026年1月から東海道新幹線の本線での試験を開始しました。今後、効果を確認したうえで、全線に導入していく予定です。なお、形状の改良のみによってトングレールの取替周期を大幅に延伸する手法は、世界初です。 1. 従来のトングレールの問題点(別紙1) ・東海道新幹線では東京〜新大阪間に車両基地等を含め約500箇所のポイントがあります。トングレールは列車の進路を切り替える際に左右に動くことで車輪の方向を誘導するもので、先端が薄く複雑な形状であるため摩耗やき裂が発生しやすく、本線では一般のレールに比べて約7分の1の期間である2年程度の周期で取り替える必要があります。 ・取替作業は、夜間の列車が走行しない時間帯に行っており、かつ多大な労働力と費用を要しています。 2.新しいトングレールの特徴(別紙2) (1)摩耗対策 @頭頂面を高くし、ポイントを曲がる際に左右の車輪に直径差を発生させることでスムーズに走行することができ、横圧が低減するため摩耗の進行を遅らせます。 ※鉄道機器鰍ニ共同で特許取得済 A車輪が接触する側面の形状を車輪形状に近づけ、接触面積を広くすることで横圧を分散させ、摩耗の進行を遅らせます。 ※特許出願済 (2)き裂対策 ・基本レールと接触する側面を直線状にすることで基本レールと接触し車輪が通過する際の力の集中をなくし、かつ摩耗対策Aとあわせて厚みを増すことでレールの強度を高め、き裂の発生を抑制します。 3.これまでの開発状況と導入効果 ・2006年から小牧研究施設においてレールと車輪の摩耗や傷の実態調査、分析等に取り組んできました。2021年から新形状の本格的な開発を開始し、安全性検証を経て、2024年1月から車両基地で試験を行っています。 ・現時点で従来のトングレールと比較して摩耗量が50%以下に抑制され、き裂も発生しておらず、車両基地での取替周期が2倍以上になると見込んでいます。 ・取替周期の延伸により、取替にかかる労働力と費用の低減が期待されます。 4.今後の予定 ・引き続き、本線での試験及び車両基地での試験を行い、摩耗やき裂の抑制効果を確認したうえで、2028年度以降に車両基地、2029年度以降に本線へ本格的に導入予定です。 ・在来線への導入に向けた実証試験も検討してまいります。 |
|
|
|