ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-07-19 16:12:21 |
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp タイトル: THE rail No.135 発 行 日: 令和7/2025年7月21日 定 価: 本体3,800円+税 発 行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン U R L: http://www.etrain.jp/ e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp 図書符号: ISBN978-4-87112-135-4 C1065 \3800E スタッフ 企画・編集 前里 孝 発 行 平井憲太郎 写 真 補 正 脇 雅恵・秋山瑛美 デ ザ イ ン 前里規子 写真スキャニング 株式会社日報 印刷・製本 昭栄印刷株式会社 THE レイル No.135 もくじ 西濃鉄道 2109を偲ぶ 昭和13/1938年12月8日 西濃鉄道美濃赤坂駅構内 カメラ:西尾克三郎……………4 私の2109西濃から大井川へ 内藤久雄……………18 2109大井川鉄道を走る 平成5/1993年8月 前里 孝……………36 英国系100ftポニーワーレントラス・補遺 虎尾糖廠鐵橋 西 和之……………42 盛業中の虎尾糖廠鐵道 鄭銘彰……………48 三河鉄道のガソリンカーによる鉄道・軌道直通運転 藤井 建……………54 ヒギンズ写真の真髄15 関東の大手私鉄を巡る その2 撮影:J.W.HIGGINS 所蔵:NPO法人名古屋レールアーカイブス 解説:関田克孝/北村 拓……………70 ヤードマン ……………98 ヤードマン ■日露戦争の頃に英国に大量発注され,それでも足りずに米国やドイツのメーカーからも輸入された蒸気機関車が,いわゆるB6です.3動軸のタンク機関車ですが,先輪はなく1軸の従輪を備えるC1という軸配置が日本では珍しく,数知れないほどのバリエーションもあいまって,古くから鉄道趣味人に愛されてきた機関車です. ■明治から昭和中期まで,北海道から関東,中部などで永らく現役で働き続けていたことも,人々に親しみを感じさせる理由のひとつでしょう. ■そんな2109を偲んでみようと思いたったのは,No.134でお伝えした白井 昭さんの訃報を伝え聞いた時でした.30余年前の動態復活に際して運転された,状態確認を兼ねた回送列車の車中で白井 昭さんからこの機関車の整備にまつわる四方山のお話を聞くことができた記憶が,鮮明に蘇ってきたからです. ■内藤久雄さんから,西濃鉄道での保管中及び大井川への移送の記録を提供いただいくことが出来たことも強い追い風となりました.ご本人は“中学生の単なる感想文”と謙遜されていますが,今となっては当時の趣味活動の様子を偲ぶこともできる,貴重な記録といえます.あの頃を体験した方も,そうでない方も,ともにご堪能いただければ幸いです. ■若々しい現役時代の姿は,西尾克三郎さんの作品をお目に掛けました.形式写真とともに美濃赤坂駅構内のスナップ写真から当時の様子を思い浮かべることができましょう. ■白井さんのご冥福を,改めて心からお祈りします. ■さて,同じ中京地区の話題として,藤井建さんから三河鉄道ガソリンカーの岡崎市内線乗り入れに関するご研究をいただきました.これまで断片的にしか語られてこなかった,先進的な鉄道運営に関することがらを,明確な記録としてこの時期にお目に掛けることができたのも,白井さんの導きかもしれません. ■西 和之さんからは,英国流儀の100フィート ポニーワーレントラス桁の補遺が寄せられました.今回の調査対象は台湾の虎尾(!).かつては1日掛かりだった台北からの訪問が,今では新幹線のお蔭でとても便利になったそうです. ■今や台湾でも唯一の現役サトウキビ運搬鉄道になったという虎尾の生き生きとした現況は,台湾の趣味人,鄭銘彰さんから,西さんの稿に合わせて,特にお願いして提供していただいた写真と解説で,お伝えしました. ■今回の締めくくりは,ヒギンズさんの西武鉄道,京王帝都電鉄,京成電鉄・新京成電鉄,そして京浜急行電鉄です.これで関東大手私鉄は全部ご紹介したことになります.さて次はどちらへ展開しましょうか.お楽しみに! |
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