鉄道フォーラムからのお知らせ
No.870 (Re:831) 【データライブラリ】「私鉄国鉄 停車場一覧」の第6弾を公開しました
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2025-12-21 23:44:02
データライブラリの新着情報をお知らせします。


  「私鉄国鉄停車場一覧 1872.06.12(明治05.05.07)〜2016(平成28).03.31」


益田彰久さんが作成されている「私鉄国鉄 停車場一覧」を、もとJTB時刻表編集長として知られる石野哲さんがJTB刊「停車場一覧」の様式に変換したうえで、鉄道フォーラムにデータ提供をしてくださっているものです。
以下、石野哲さんからのお知らせです。


●2025.12.21(日) 公開データ第6弾は、皆様へのクリスマスプレゼントとして、鉄道創業から国鉄発足前日までの「戦前期の停車場一覧」を公開します。
奇しくも、国鉄最後のSL牽引定期旅客列車(C57 135)、室蘭発岩見沢行き225列車が走った1975(昭和50).12.14(日)から、50年と1週間です。『鉄道ウィークリー詳細版 2025/12/20 No.1000』の伊藤博康さんの「編集後記」を読むまで、すっかり忘れていました・・・

この公開により、1872.06.12(明治05.05.07)〜2016(平成28).03.31の、全期間網羅達成となりました。

但し、全期間対応は、国鉄と『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』(JTB1998年)に掲載している買収私鉄までで、それ以外の非買収私鉄は、北海道・東北6県のみ完了です(今後増やしていきます)。
 ※買収私鉄については 買収私鉄一覧(「停車場一覧」対応済みの買収私鉄) を参照されたし

1930(昭和05).03.31以前は「哩程(まいるてい)」時代なので、駅間と累計のチェック・掲載方に難渋しました。[駅間]を累計した距離と、[累計]掲載の距離の確認は目視では不確かなので、数学的ロジックにより検算しています。
 ※路線や駅間などの距離に関する情報量と、哩程(まいるてい)・粁程(きろてい)の[駅間]と[累計]の検算の仕方については 凡例・参考文献 を参照されたし

停車場一覧の距離は、哩程そのままの「累計哩」と、キロ換算した「累計粁」の2種類を併記しました(距離がkmの場合、単位の記載無し)。
 ※哩程は、「○M○C○L」「○M○C」「○.○M」の3パターンが基本。例外的に、「○.○○M」「○M」の表記もあります

 ※キロ換算は、1C(1鎖(チェーン))が約0.02kmなので、小数点以下第2位固定(第3位を四捨五入して換算)の「○.○○km」の形で掲載しています。
  1930(昭和05).04.01のメートル法採用以降の粁程は、「○.○km」の形の小数点以下第1位固定なので、容易に区別が付きます

 ※1930(昭和05).03.31以前において、哩程の距離が判明していない路線は「○.○km」の表記です。
  参考値として、[累計哩]に、[累計粁]を「○.○M」に換算(第2位を四捨五入)した値を掲載

 ※1930(昭和05).04.01以降において、例外的に、小数点以下第2位の「○.○○km」、または整数(小数点以下無し)の「○○km」の表記の路線があります

公開は、まとまった期間11時点と1日限り現在56時点(計67時点)です。既公開と合わせ、まとまった期間20時点と1日限り現在91時点の計111時点となりました。

新規公開の、1949(昭和24).05.31以前の北海道・東北6県の非買収私鉄データ入力には、ほぼ半年間掛かっています。

残りの関東・中部・近畿・中国・四国・九州の非買収私鉄のデータ入力は未完です。閲覧の際、ご留意ください。

なお、今回のデータより、駅名「ひだ○○」は「飛騨」に統一しました(「騨」の右側の「単」が「單」の字体を使っていたのを変更)


感想・ご希望・問合せ等がありましたら「鉄道歴史談話室」掲示板にてご発言ください。鉄道フォーラムとして、石野さんと益田さんにお伝え致します。

鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康